離島60めぐり---第12訪島(3)

 徳之島(とくのしま)

●奄美群島
_鹿児島県  昼からは島の東南にある『喜念浜』へ。
海岸線の美しさにみとれてレンタカーを止めていたら、となりに品川ナンバーのバイクが1台。
若い娘で東京からフェリーで50時間かけてやってきたそうだ。

「会社を辞めてのキャンプ生活」を2カ月。
どこか憂いに満ちた顔でわけありの女一人旅だ。
それ以上はお近づきになるわけにもいかず、早々に退散。


離島の旅ってこういう旅人が多いものだ。


砂浜で地元の小学生グループ百人ぐらいが横笛の練習をしているのに出会った。
島でしか見られない光景。
海岸の砂の上での子供たちの表情は底抜けに明るい。

都会の子供たちにも、もっと自然が欲しいなぁ…。

日本の島再発見_鹿児島県_奄美群島_徳之島_喜念浜(横笛の演奏する子供たち)
喜念浜(横笛の演奏する子供たち)

先程の東京の娘さんの沈んだような瞳と、この子供たちのキラキラと輝く瞳のコントラストに胸キュンである。


この島は世界一の長寿者、故・泉重千代さん(1865~1985年=121歳)で有名。
46代横綱の朝潮太郎(元高砂親方)と旭道山(衆議院議員)の出身地としても知られている。

当然のことながら相撲はさかんで、夕方、町をブラついていたら公園で子供たちが集まって熱心に相撲の稽古をしていた。


「闘牛」の歴史も古く、砂糖キビの収穫後に行われた。

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