離島60めぐり---第8訪島(4)
与論島(よろんとう)
●奄美群島_鹿児島県
この“なにわ3人娘”のおかげで孤独な旅がイッキにニギヤカな“青春夢紀行”になった。
『ヨロン民族村』では園内でペチャクチャやって、係の人の説明より大声。
思わず「あんたら、少しは説明を聞いたらどや?」すると「ハーイ!」と黄色い声。
そんなこんなでレンタカーは30分オーバーした。
係の可愛いお嬢さん・伊藤さんが「いいですヨ」とサービスしてくれて、ますますかわいい!
なにわ3人娘に「夕食はどないすんのん?」と聞けば「部屋でカップラーメンです」と屈託がない。
いい若い娘がそれでは淋しいやないか。
別に鼻の下をのばしたわけではないが卒業記念におっちゃんが晩めしおごったるワといえば間髪入れず「お願いしまース!」
でもって、あの『島の味八郎』を再予約。
海岸を見下ろす眺望抜群。
入り口の大きな石灰岩に“八郎”とあり、庭には石灰岩がうまくあしらわれていて、おしゃれな郷土料理の店だ。
島の味八郎
3人娘はキョロキョロしながら「こんなエエとこ、初めてヤ…」と嬉しそうだ。
私も念願の「モズクソバ定食」(焼き魚・サシミ付き)にありついた。
付きだしに島の「生ダコ」は口の中でとろけそうに甘い。
トンコツの煮物、さつま揚げ…。
ナニワギャルに囲まれて還暦旅行に花が咲いた。
今年、私の娘は結婚するが、しばし数年前の懐かしい父親気分にひたれたのも一人旅の楽しいハプニングだった。