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日本の島再発見 久米島 10月09日(火) (P028,029)

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日本の島再発見 離島60めぐり---第7訪島(3)

 久米島(くめじま)
沖縄県
 久米島はマリンスポーツのメッカ。
しかし、オフ・シーズンには閑散としている。

外を歩いているのは一人旅の“還暦青年”つまり私一人…。

白砂が7キロメートルも続く景勝地・はての浜など見るところはいっぱいあるが、オフは静か。
民家から犬の鳴き声だけがやけに大きく聞こえた。


夜は例のレンタカー美人が「ぜひ」とすすめてくれたイーフビーチ民宿村にある居酒屋『三坊』にふらり。
日本の島再発見_沖縄県_久米島_居酒屋「三坊」
居酒屋「三坊」

高倉健をきめこんでカウンター越しに店主の高里哲さんと男二人のシミジミ人生話もオフなればこそ…だ。

今夜の酒の肴(さかな)はサクナ(海辺の長命草)のマヨネーズ和え。
少しニガ味が妙にいい。


おススめは久米島地鳥。広大な牧場で放牧(90日飼育)され、ウコン(薬草の一種)を食べているから肉にしまりもあり低脂肪、ヘルシーである。

砂肝、手羽先、ハツなど歯ごたえあり(地鶏の90日)噛めば噛むほどに味がある。

“料理人”のはしくれでもある私としては、思わず『鳥のコース』をやってみてはどうか?とアドバイスしてしまった。


磯の香りがする「島もずく」はみそ汁茶碗に一杯で新鮮だ。
店主のおススめはエラブチャーのマース煮(真っ青なブダイのカブト塩味煮付け)と生マグロのにぎり寿司五カン。
それにビール1本と泡盛一合。

これだけ食べて飲んで勘定は3400円。
島のごちそうはやっぱり鮮度と値段だ。
日本の島再発見_沖縄県_久米島_エラブチャーのマース煮
エラブチャーのマース煮