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日本の島再発見 西表島_八重山諸島 09月26日(水) (P024,025)

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日本の島再発見 離島60めぐり---第5訪島(2)

 西表島(いりおもてじま)

●八重山諸島_沖縄県
東洋のアマゾン 水牛車と民謡のリズムに心ゆったり

 石垣島の西30キロメートルにあり沖縄諸島の中で、本島に次ぐ大きさが「西表島」である。


ここは天然記念物に指定されているイリオモテヤマネコやマングローブの原生林が全国的に有名になっているが、結構エンジョイ・ゾーンがいっぱい。


島の北にある船浦港から車で20分ほど走ると『西表島温泉』(入湯料1200円)がある。
熱帯植物に囲まれた、これが本当の「ジャングル温泉」で、この島の観光スケジュールには必ず組み入れておくとよい。
実にノンビリ出来る。


西表島温泉

温泉を堪能したら、そこから10分足らずで「水牛車渡し場」につく。


すぐ東側に浮かぶ「由布島」は周囲2キロメートルの小さな島で、全体が『植物園』になっている。
この島へ、浅瀬を水牛車でノンビリと渡るのだが、これがまた、南の島の情緒たっぷりでおススめだ。


私が乗ったのは15号車で、牛の名前が「ヨーコちゃん」。
ガイドの識名孫幸さんの弾く蛇皮線と歌、そのガイドぶりがピカ一。

ゆったりとトロピカルムードの浅瀬をヨーコちゃんの引く車が進み、波のまにまにゆられながら聴く「八重山民謡」の独特の哀調をおびたメロディーと節回しが情緒をかもしだす。


由布島へ渡る水牛車

ここからの風景は南の島の美しさ、空と海と雲。
他に何もないが実にダイナミックで色鮮やかだ。


これで植物園の入園料込みの往復1300円は絶対おトク。
ぜひ乗ってみたい。