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日本の島再発見 石垣島_八重山諸島 09月12日(水) (P016,017)

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日本の島再発見 離島60めぐり---第1訪島(2)

 石垣島(いしがきじま)

●八重山諸島
_沖縄県
八重山諸島の中心

 私は1999年9月19日で六十歳になった。

“濡れ落葉”になるつもりもないし、
逆にシャシャリ出て若者たちに嫌われるつもりもない。

むしろ、還暦を迎えて“第三の人生”にチャレンジしたくて『六十歳で六十の離島の旅』を思いたった。

私の年代の多くの人がそうであるように、激動の20世紀を馬車馬のごとく生きてきた。
これからの21世紀へ新たなる“出発”としたいと思いつつ旅に出た。


1月20日、日本一周六十島“還暦の旅”へ出発。
関西空港JTA85便11時15分発石垣島行き。
となりのシートには我が人生の伴侶、小鉄(女房のミドリ)。


石垣島をスタートの地に選んだのは、この島に22年前(1977年)に訪れ、私は自然の神秘と鳥や蝶、草木や花の美しさにも魅せられたからである。
以来、生まれも育ちも大阪の私には“第二の故郷”となっている。


8年前に友人の狩俣浩正、識名孫幸、真喜志茂春氏らとシロウト軍団で島にプライベートガーデンを造った。
文字通り手作りの造園だった。

趣味が高じて「ガーディニング・コーディネーター」とか「樹医」にチャレンジ、入れ込み型の私は、大好きなゴルフを通じて石垣島に在住の狩俣氏とこのミニガーデンで『石垣島ジュニアゴルフ育成会』を発足した。
その関係でここ石垣島は特別の感慨をもっている。


さて那覇から西に430キロメートルの石垣島は、あの世界チャンプ具志堅用高さんの生まれた島でもある。


とにかく自然を満喫するだけに執着しておきたい島。
「何もしない贅沢」がここにはある。