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日本の島再発見 金華山_宮城県 8月22日(金) (P126.127)

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日本の島再発見 離島60めぐり---第55訪島(3)

 金華山(きんかざん) 

●牡鹿諸島
_宮城県

 高速船で島を一周(50分)した。
名作映画『喜びも悲しみも幾年月』の舞台になった洋風建築「金華山灯台」は明治9年の建設。


千枚の畳みを敷きつめたような『千畳敷海岸』は花剛岩の白い台地になっている。
その北側に60メートルの断崖「千人沢」は背筋が凍りつくような迫力だ。

海岸の花崗岩台地に野生のニホンザルが海草をとりにきていて、こちらは船の上。
逆に岩場からサルに“見られている”感じがした…。

日本の島再発見_宮城県_牡鹿諸島_金華山_海草をとりに来たニホンザル
海草をとりに来たニホンザル

 

 神社の「参集殿」の参籠(さんろう=1泊2食祈祷付き9000円)に宿泊した。
そんなつもりではなかったのだが、契斉場(大浴場)で身を清め、翌朝6時30分から宮司以下、全神官が奉仕する大護摩祈祷がある。
この金華山は恐山、出羽三山と並ぶ奥州三大霊場のひとつで金運、開運の神。
弁財天を祀ってあり3年続けて参拝すれば一生お金に不自由しないとされている。


 とすると、1年なら、この先20年くらいは大丈夫だろう…と勝手な計算をしてワクワクした。


 お祓いをうけたのは我々夫婦、京都から一人旅の図子勝さん(60)。
朝日と夕日を求めて三陸をカメラをかついで行き当たりばったり…足の向くまま、気のむくまま…の気楽な旅。