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日本の島再発見 仙酔島_広島県 7月30日(水) (P120.121)

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日本の島再発見 離島60めぐり---第52訪島(2)

 仙酔島(せんすいじま) 

●広島県
仙人が酔うほど美しい島


離島巡りも50回を越えると「あの島がいい」「この島をぜひ…」と自薦他薦の情報が寄せられる。
神戸に住む私の妹・林シゲ子(51)にぜひにと薦められたのがこの仙酔島。


沼隅半島の先端にある「鞆ノ浦」から市営渡船で5分(往復240円)周囲6キロメートルの無人島だ。

島には国民宿舎の他に旅館が1軒。

海岸沿いに遊歩道が続く。

日本の島再発見_広島県_仙酔島_海岸沿いに続く遊歩道
海岸沿いに続く遊歩道

ダイナミックな色とりどりの花崗岩を眺めながらゆっくり…と歩く。
なるほど「仙人が酔うほど美しい島」だけあって小鉄と二人で景色に酔いしれた…。


四つの自然探勝コースがあり、前の海には「弁天島」「皇后島」「下加美島」などが手の届きそうなところに浮かんでいる。


縄文時代の産物『海食門』(岩穴)や玲岩(ひんがん)、流紋岩など岩石が入り組んでいる。
にわか“岩石博士”として、少し岩についてウンチクをかたむけておく。

◆火山岩=火口から吹き出して地上で急  速に固まった岩。
◆堆積岩=地上や海底で岩クズが固まった岩。
◆深成岩=地下深くでゆっくり固まった岩。

これらの岩と“会話”しながらゆっくり歩く…。
まさに別世界、頬に海からの心地よい風をうけ、自然につつまれる…至福のひととき。