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日本の島再発見 南大東島_沖縄県 7月9日(水) (P114,115)

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日本の島再発見 離島60めぐり---第49訪島(2)

 南大東島(みなみだいとうじま) 

●大東諸島
_沖縄 島は元気で百歳、絶海の孤島


那覇空港から東へ360キロメートル。39人乗りのプロペラ機で1時間10分だ。


今から100年前、八丈島生まれの玉置半右衛門が開拓民23名を派遣したのが島の歴史の始まり。
周囲は砂浜がなく崖をよじ登って上陸したという絶海の孤島。


打ち寄せる波が強いために入江を作ることが出来ない。
船を出すときは先に人を乗せてからクレーンで船ごと吊り上げて海に降ろすというダイナミックな方法だ。

「港」はその日の風向きにより場所が変わる。
この日は「亀池港」に船が帰って来た。

クレーンで海から吊り上げられ、アッという間にボートごと“陸揚げ”される。
そのボートのどこにも捕まらず、仁王立ちのまま宙づりされていく光景は初めてみる者にとっては、実にたのもしい。


荒海はしぶきを上げて岩に砕け散っている。

日本の島再発見_沖縄県_大東諸島_南大東島_絶壁が続く海岸線
絶壁が続く海岸線

2000年1月23日に島は元気に“百歳”を迎えた。
島中がお祭りムード一色。
私はその『記念祭』の2日後に訪れたが、あちこちにその「宴のあと」の名残りがある。